ブックタイトル東部楽器卸商70周年記念誌

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概要

東部楽器卸商70周年記念誌

東部楽器卸商組合組合長平賀康彦東部楽器卸商組合創立70周年に際しまして、ご挨拶を申し上げます。永きに亘り当組合に対しご尽力いただいた先輩諸氏や、現在も業界の発展に寄与されていらっしゃる皆様方に先ずもって厚く謝意を表します。思い起こせば10年前、60周年記念事業を進める段で、今後は『10年史』という括りで業界を見てみようという次第となり、今回も同様にその後の10年として誌面を編ませていただくこととなりました。この10年は低迷する経済状況の中、流通環境の変化、更なる少子高齢化や趣味の多様化に楽器を中心に取り扱う業界として、如何に向き合うかを探り続け、未だ答えを見出せずにいる所ではないかと考えます。今までのやり方から脱却し、全く新しいビジョンの上にビジネスモデルを構築したり、逆に従来のやり方を地道に周到し、そのうえで新しい環境に適応したり、買い手も売り手も一様でない事を認識して現在の業界が存続しているのではないでしょうか。当組合も、おかげさまで古希を越えることとなりました。人生七十古来稀なりと言われますが、最近は70歳を長寿とは言えなくなって参りました。それでも企業、業界団体として考えれば充分に長寿と言えましょう。これから、傘寿、卒寿、100周年に向けて業界としてどう進むのか?浅学のため多くを語れませんが、一つ言えることは楽器を消耗品として捉えずに音楽のパートナーと捉えてもらう。付加価値をユーザーがしっかり理解し、満足して購入されるよう、製造・小売・卸が三位一体となれば市場の拡大も図れるのではないかと思っております。今回、初の試みとして記念誌を電子書籍として上梓いたしました。全楽協のHPから当組合の活動を広く業界の皆様に周知いただけると幸いです。最後に70周年記念事業に携わった皆様方に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。(新見楽器株式会社取締役副社長)1