ブックタイトル東部楽器卸商70周年記念誌

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概要

東部楽器卸商70周年記念誌

会長東京楽器協会小川守一東部楽器卸商組合創立70周年誠におめでとうございます。70年に亘って諸先輩の方々が培ってきた、そして積み重ねてきた結果70周年を迎えることが出来、今日の楽器業界の礎となっていると考えます。日本の問屋さんには連綿と受け継がれてきた精神、つまり近江商人の「売り手よし買い手よし世間よし」の精神が今の時代にも守られ、さらに商売十訓も現代の私たちに示唆してくれていることが多いと思います。1商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり2店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何3売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる4資金の少なきを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし5無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ6良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり7紙一枚でも景品はお客を喜ばせる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ8正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ9今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは寝につかぬ習慣にせよ10商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ昨年6月に全国楽器協会が一般社団法人として新しく産声をあげ、今まで内向きに進めて来た懸案を外に向けて発信する法人として生まれ変わってまいります。そんな時に創立70周年の節目を迎えられます事、大変有意義であり、更なる音楽業界発展の為に、製造・卸・小売の結節点的役割を担って、一丸となった活動を続けて戴けますことをお祈りして、ご挨拶に代えさせて頂きます。(株式会社日本屋楽器代表取締役社長)2